裏通りの名店
方南通りから一本入った小道に、ひっそりと梵天はあります。
ぼんやりと暖かな提灯に照らされ、ふと、通りから窓越しに店内を眺めたくなる、そんな雰囲気が梵天にはあります。
オレンジの灯りにすうっと吸い寄せられるように扉を開けると、常連さんと思しきお客さんが店の女の子と楽しげに話していて、空気感が既にイイ感じ…。扉を開けてすぐ、「あ、この店、間違いない」と直感しました。
逸品の数々
夏の味覚「炭焼きモロコシ串」を見つけて目がハートに!!でも…売り切れでした(T_T)
こちらは「冷やしアメーラトマト」。塩がトマトの濃厚な味わいを一層引き立てていて、旨ッ!
居酒屋に行くと必ず注文する「ポテサラ」は、ベーコンと玉葱にブラックペッパーが効いた、オトナのポテサラでした♪
驚いたのは、「しっとり蒸し鶏の葱ソース」。パサパサしがちな鶏の胸肉ですが、なんとも柔らかく、しっとりジューシーで、ごま油の葱ソースがじゅわっと滲みて、う~ん…美味❤
お酒は、ビールにサワー、日本酒・焼酎、ウイスキーにワインと充実の品揃え。
マスターの故郷、会津の地酒をいただきました。
本命☆焼鳥🐓
ここまでの美味しさから、期待度MAXで、いざ!焼鳥へ。
鶏肉は何を使っているのかマスターに伺ったところ、甲斐信玄鶏とのこと。
甲斐信玄鶏は、富士山や南アルプスの大自然の中で、きれいな空気と美味しい水、こだわりの飼料で育った、肉の旨味と食感の良さが特徴の銘柄鶏なのだそう。
肉厚でゴロっと食べ応え満点なささみでしたが、柔らかいので食べやすく、淡泊な味わいに梅しそやわさびがよく合いました。
ソリレス串は、メニューにある「捨てる者は愚か者」の通り、とってもジューシーで、ねぎの甘みと相まってまろやかでした。
せせりは鶏の首の部分のお肉です。鶏は眼球を動かすことが出来ないため、しょっちゅうキョロキョロ見回して首を動かすので、締まったお肉になるのだそう。せせりの食感、たまらないですよね!
砂肝もコリッコリで、塩と胡椒のシンプルな焼きが、砂肝の旨味を際立たせてくれていました♪
絶品の〆ラー
〆はやっぱり、ラーメンです。それも、“店主こだわり”とくれば食べずにはいられません。
平打ち麵か細麺か…。鶏スープの麺には細麺が合う気がするので細麺で。(でも、平打ち麺も捨てがたい。次回トライしてみよう!)
あっさり、でもコクのある鶏ガラスープが、つるっとした細麺と、半熟のとろり煮玉子、しっとりジューシーな胸肉、全てに絡んで、超~美味でした❤
この鶏ラーメン、毎回絶対、〆にいただきたいです!
でも、たまに売り切れるらしく、先に注文しておいた方がいいかもしれませんね☆
おまけ
お口直しにいただいた自家製ぬか漬けが、これまた素晴らしかった!ので最後にご紹介しますね。
ほんのり薄味だったのですが、それが野菜の甘みを引き出してくれて、手作り甘露醤油につけていただくと、絶品でした。
この自家製ぬか漬けもすごく美味しかったのですが、マスターの故郷のおばあさんから、代々の糠床に漬けたぬか漬けが届くことがあるとのこと。幻の?ぬか漬け目指して、また来なくっちゃ!!
店舗情報
店名 | 焼鳥 梵天 |
住所 | 東京都杉並区方南2−21-19 第6松葉屋ビル |
☎ | 03-5913-8635 |
営業時間 | 17:30 ~ 00:00 (焼物L.O)23:30 |
定休日 | 毎週水曜日 |